コリコチャの広大な貯水池に近いパタバンバ村は大丈夫だろう。もう少し小さい2つの村、山際にあるクエンコ村(クスコの近くにある遺跡のケンコーとは異なる)と、シワ村は深刻な被害状況のようだ。バラリオとこの2つの村に、明日にでも訪問し、被災状況を確認してこよう。
カカコーリョ村に訪問した日の夕刻のこと、救援活動を行っているエルモールとアンナに招かれた。僕らの提案を話し合うための席を、おしゃれなピザのポットラックでもてなしてくれた。ミカルが靴下で作った指人形で子供たちを楽しませてはどうかな?という提案には皆がインスピレーションを感じていた。素敵なアイデアだ。僕の役割はイベントの参加者を募り、イベントの日時を決めること。たぶん学校あたりがいいかな?でもちょっとだけ気にかけて欲しい。この子たちにはこの靴下さえ無いのだ。
翌日3回目の食糧物資の配給を行った。30世帯は本当に心から感謝を表してくれた。しかし同時に他の物資を受け取れない世帯から、不公平感が広まりつつあるのを感じる。支援物資を一番必要としている人々に行うこと。おそらくもっと公共的な視点での援助も視野に入れる必要があるだろう。例えば市庁舎の再建に支援を申し出る・・・とか。(市庁舎もそれほど甚大で無いレベルだが、この洪水で破壊された。)そういうスタンスを維持することで、村の残りの人々が支援に公平感を感じてくれるといいのだが。ペルーに乾杯!
火曜日。いい知らせが届いた。バラリオが僕のの水道管敷設支援に関する申し出を見送るよう話してきた。ある村がクスコ市庁の水道管理者に対して申し出を行ったそうなのだ。おそらく近日中にも検討結果が出ることだろう。更に、30世帯のうち18世帯が一時帰宅を許され、家の修繕に取り掛かることになったそうだ。最終的には自宅に戻る日が来ることだろう。他の政府の部署では村の構造的に弱い地域に対して排水用の水路を敷設する動きがあるとのこと。僕らはカカコーリョ村で今回最も被災した30世帯の実名リスト、家族構成、年齢などの情報を提出した。老夫婦たちにとっては多めの毛布が必要だろう。しかし小さな世帯では、乳幼児のいる母親などは、もっと牛乳の配送が必要だ。もっとも弱い、必要を覚えている存在を、ピンポイントで把握していく・・・必要は何か?最も効果的な活用方法は何か?より救援物資を公平に分配するにはどうしたら良いか?援助をしにペルーに休暇にちょっとだけスペイン語をかじって訪れてくれる人がいたら伝えたい。「古着を持ってきて!特に子供用と、大人用で小ぶりなサイズのものをなるべく・・・!」
皆さんのお祈り、励まし、ご支援、基金へのご協力に心から感謝申し上げます。
海外から当支援に協力を申し出てくれる友人へ。カナダ在住の方は(INTERAC)という電子送金手段があります。海外(日本を除く)からの協力者は、PayPalを使用してください。メールアドレスは以下:
メールアドレス: paultemple1@mac.com
郵送先住所:
c/o Ulrike’s Cafe,
Plaza de Aramas 828,
Pisaq, Cusco, PERU
ペルーでの携帯電話の番号は、クスコ地区外から電話する場合、頭に(084)をつけて。その他、海外からは +984-239-499