日曜日、村ではコリコチャ(Qoricocha)の貯水池の運河を清掃するためのグループが向っていった。コミュニティ一帯の共同プロジェクト、「アイニプロジェクト」が立案されることになった。この運河が激しさをを増す豪雨から村を守ってくれると良いのだが。
月曜日、バラリオと村に戻り、丸くて平たい「パンチェッタ」と呼ばれる全粒粉の小麦でできたパンを何袋か購入した。この数日間のうちにそれぞれ帰国することになっているアイリーンとスティーブと合流する。彼らも深刻な被害があったタライ村での支援活動に従事していた。政府もようやくこの地域一帯の対処に動き出したようではある。地域の教会、そして修道女たちが中心となって、700食もの食事を毎日3回配給している。彼らもまた同様に、より高地の遠隔地に支援を集中しているようだ。このタライ村へは低地の状況がどうなっているのかを視察し、彼ら自身が募っている基金、及び支援活動をどのように最適運用するべきか考慮するために。
(上の写真の)タライ村のキャンプに到着した時点で、すでに放棄されていたに等しかったが、この緊急事態からようやく学校が再開し、子供たちも僕らが以前提供した新品の学用品を持ってやってきた。雨は降っていないので殆どの世帯の家族たちは屋外でひょうの被害や、大量の水を含んだ地盤状況の確認、前の家から使える物資などを運び出す作業に必死だ。民間の防災組織の指導者たちは、更に多くのテントやプラスチックのゴミ箱や、ポリエステルの貯水用タンクを提供し、野営の医療チームはキャンプをたたんで引き上げたようだ。
月曜日、バラリオと村に戻り、丸くて平たい「パンチェッタ」と呼ばれる全粒粉の小麦でできたパンを何袋か購入した。この数日間のうちにそれぞれ帰国することになっているアイリーンとスティーブと合流する。彼らも深刻な被害があったタライ村での支援活動に従事していた。政府もようやくこの地域一帯の対処に動き出したようではある。地域の教会、そして修道女たちが中心となって、700食もの食事を毎日3回配給している。彼らもまた同様に、より高地の遠隔地に支援を集中しているようだ。このタライ村へは低地の状況がどうなっているのかを視察し、彼ら自身が募っている基金、及び支援活動をどのように最適運用するべきか考慮するために。
(上の写真の)タライ村のキャンプに到着した時点で、すでに放棄されていたに等しかったが、この緊急事態からようやく学校が再開し、子供たちも僕らが以前提供した新品の学用品を持ってやってきた。雨は降っていないので殆どの世帯の家族たちは屋外でひょうの被害や、大量の水を含んだ地盤状況の確認、前の家から使える物資などを運び出す作業に必死だ。民間の防災組織の指導者たちは、更に多くのテントやプラスチックのゴミ箱や、ポリエステルの貯水用タンクを提供し、野営の医療チームはキャンプをたたんで引き上げたようだ。
僕らはここで、きらきらと輝く素敵な魂たちに出逢ったのだ。子供たちが学校から帰ってくるまでに炊き出しの準備を、共同炊事場などで従事してくれている、このコミュニティを代表する方々だ。モーゼは僕との連絡役となってくれている。村長であり出納係でもある彼は医療チームの代表でもある。彼らはこの避難キャンプグループの責任者でもあり、キャンプでの実際の避難支援活動を推進し、寄付された物資の配給を行っている。僕の個人的な見解としては、この代表者の中にハートフルなマミタス(おっかさん)が加わっていたらベストだと感じている。確かにそう提案することもできるだろう。でもそれは彼ら自身が決めることだから僕が口を挟むものでは無い。彼らの内政干渉をするようなことだけは避けたい。
医療チームの代表がいないのはまことに残念。湿った環境が長く続いたことで、肺や気管に問題を訴える住人が増えていることが気がかりだったからだ。(ルネーからも同様の話を聞いた。タライ村では咳をする年長者たちが増えているとのこと。)
一番気がかりなのは被災して避難キャンプにいる赤子たちのことだ。クオヤ(Qoya)地区の医療ボランティア診療所のカウセイ・ワシに近く診療してもらえるよう早速連絡を取ってみようと思う。もしあなたがこの避難キャンプに移動してきた30世帯の1人だとしたら・・・実に状況は大変深刻なことがわかるだろう。せめて彼らが願っていること、それはこの水浸しになって家々、所有していたわずかな土地から一刻も早く引き上げることだ。村にはまだまだ浸水したままの状態にもかかわらず家に留まらねばならない人々が多くいる。
この時期に泥だらけの床が乾くには多くの時間を要する。栄養失調の状態は著しく、疾患の問題があらわれてくるのは避けられないだろう。
僕らが仕事に取り掛かろうとしたとき、若い母親が僕らに・・・信じられないだろうが、食糧・・・ふかしたジャガイモ、そして彼らにとっては貴重なタンパク源である野ねずみを手渡してくれた。彼らの慣例に敬意を表するために、ふかしいもを食べた。でも齧歯(げっし)動物である「そいつ」は僕には多すぎる。お皿はほぼ手をつけずに、しっかりと「ありがとう」と伝えた。この食物を最も必要としているのはあなたたちなのだから。
医療チームの代表がいないのはまことに残念。湿った環境が長く続いたことで、肺や気管に問題を訴える住人が増えていることが気がかりだったからだ。(ルネーからも同様の話を聞いた。タライ村では咳をする年長者たちが増えているとのこと。)
一番気がかりなのは被災して避難キャンプにいる赤子たちのことだ。クオヤ(Qoya)地区の医療ボランティア診療所のカウセイ・ワシに近く診療してもらえるよう早速連絡を取ってみようと思う。もしあなたがこの避難キャンプに移動してきた30世帯の1人だとしたら・・・実に状況は大変深刻なことがわかるだろう。せめて彼らが願っていること、それはこの水浸しになって家々、所有していたわずかな土地から一刻も早く引き上げることだ。村にはまだまだ浸水したままの状態にもかかわらず家に留まらねばならない人々が多くいる。
この時期に泥だらけの床が乾くには多くの時間を要する。栄養失調の状態は著しく、疾患の問題があらわれてくるのは避けられないだろう。
僕らが仕事に取り掛かろうとしたとき、若い母親が僕らに・・・信じられないだろうが、食糧・・・ふかしたジャガイモ、そして彼らにとっては貴重なタンパク源である野ねずみを手渡してくれた。彼らの慣例に敬意を表するために、ふかしいもを食べた。でも齧歯(げっし)動物である「そいつ」は僕には多すぎる。お皿はほぼ手をつけずに、しっかりと「ありがとう」と伝えた。この食物を最も必要としているのはあなたたちなのだから。
今回の任務は完了した。繰り返しになるけれど、「何が必要ですか?」との問いに対する「FOOD」との答えは変わることがなかった。いつでもリストのトップにあがってくる。建築用の道具類は、もう少し後で必要になるだろう。でも乾季が始まるまでの間、「食糧」がリストのトップであることは間違いない。衛生上の問題もすでに露呈してきている。食事の準備のために5ガロン(19リットル)ほどのバケツを、若者たちが引っ張っている。でも体や衣服を洗ったり、赤ちゃんのおむつを洗ったりと、もっと適切な水の供給体制が求められている。
それともラヤニヨック(Rayanniyoc)にある自治体で賄われている給水タンクへ水を補給できるよう輸送費に支援をまわすべきか。でもこれは長期的に見ると、あまり得策では無い。実際にここで本当に必要とされているのは2300メートルに及ぶ水道管の敷設であり、これは比較的大きな投資アイテムとなる。まずは彼らの健康を支えるための基本的な食糧にあてがい、水路の確保に関しては長期的に見ていくしか無いか。もしそうだとしても、敷設費用がどの程度になるだろう。まずはコストを見積もってみることからだ。
食糧は勿論一番の優先アイテムであることは間違い無い。彼らは何も贅沢を言わないのだ。安価な米、パスタ、砂糖、ジャガイモ、普遍的な貧しい高山地域での比較的炭水化物偏重型の食生活だ。現在最も切迫している健康状態に関する問題だが、僕の個人的な見解では防腐効果の高いセボラ(たまねぎ)とアジョ(にんにく)、そしてアンデスのスーパー穀物であるキヌアとキウィチャ(アマランサス)、これだけあれば十分だ。バラリオと相談しながら、もう少し栄養素の高い食糧を取り入れることにしよう。
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